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vCenter管理下のESXiに直接接続して仮想マシンの作成/登録はやめておいたほうがいい。

こんにちは。

 

今回は、運用の中でvCenterがを利用しているけど、何かの理由でESXiに直接vSphere Client を使って接続し、仮想マシンを作成、登録をするとあまりよくない、という内容です。

 

例えば、vCenter Server を仮想マシンとして稼働させていたけど、うまく動かなくなり、バックアップからリストアしなければいけないとき、vSphere Clientを使ってESXiホストに直接接続して、インベントリから削除しなければいけないということがあったとします。削除後、同じ名前でインベントリに登録したりすることもあると思います。

 

このような操作は、vCenter Server 側からするとやめてほしい操作のようです。

VMware KB 2078577 に記載があります。

 

vCenter Server でのインベントリへのVMの登録または追加方法 (2078577) | VMware KB

 

■抜粋
ESX ホストが vCenter Server によって管理されている場合、仮想マシンの登録は vCenter Server を使用して実行してください。

注:vCenter Server を使用せずに仮想マシンを登録すると、ホストと vCenter Server インベントリの間で不一致が起こり、予期しない結果を招く場合があります。
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vCenter Serverに管理されているESXiホストでインベントリを追加すると予期せぬ挙動が発生することがあるそうです。

 

もし、どうしてもESXi側で仮想マシンの作成・登録を実施するのであれば、

vCenter Server の管理下から意図的に外すということも1つの手段です。

 

vCenter Server に管理されているESXiにvSphere Client に直接接続すると、解除のメニューがあります。

 

■vSphere Client(C#)

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■VMware Host Client 

f:id:japan-vmware:20170625135157p:plain

 

運用時はついついやってしまいそうな操作なので、気をつけたいところです。

また、このような情報は構築するシステム屋さんは意識しないことが多く、構築後の変更作業やトラブル時にも意識がいきづらいものなので、ユーザー側で把握しておきたい内容ではあります。

 

今回は短いですが、これくらいで。

 

オワリ