VMware / Microsoft 製品はこう使う。

好きなことを好きに描く.

ESXi 5.0 , 5.1 のサポートが 2018/08/24 VMware社で終了しました。

 

あまり公になっていませんが、

2018/8/24 に ESXi5.0 , ESXi5.1 の TECHNICAL GUIDANCE フェーズが

終了になりました。

 

これが何を意味するかというと、VMware社に問い合わせをすることができません。

問い合わせをしても断られます。

VMware社のサポートポリシーに従ってサポート提供しているOEMベンダにおいてもほぼ同様です。

 

少しでも何かサポートに問い合わせをしたければ、

バージョンアップは  必須 です。ゴネてもダメです。

 

よくあるのが、こんな重大障害が起こっているのに!と言いながら、

ESX4.1 を使っていることもアルアルです。きちんとしたトラブルシューティングを

したいのであれば日頃からきちんとサポート期間には気をつけるべきです。

 

Support Lifecycle が記述されている公開ドキュメントがありますので、

ぜひブックマークをお願いします。個々数年URLは変わっていません。

 

+ VMware Lifecycle Product Matrix 

http://www.vmware.com/files/pdf/support/Product-Lifecycle-Matrix.pdf

f:id:japan-vmware:20180901005617p:plain

 

END OF GENERAL SUPPORT と END OF TECHNICAL GUIDANCE の

説明については、VMwareのサイトに明確に記載があります。

 

+ VMwareサポートポリシー ライフサイクルサポートフェーズ

https://www.vmware.com/jp/support/policies/lifecycle.html

 

ジェネラル サポート フェーズ
ジェネラル サポート フェーズは、メジャー リリースの一般発売日 (GA) から
始まり、指定された期日で終了します。
ジェネラル サポート フェーズの期間中、VMware サポートを購入されたお客様には、メンテナンス アップデートとアップグレード、
不具合とセキュリティの修正、および技術的な支援が提供されます。

詳細は、 VMware のサポートおよびサブスクリプション サービスの利用条件に定義されています。

 

テクニカル ガイダンス フェーズ
テクニカル ガイダンス フェーズを適用される製品では、ジェネラル サポート フェーズの終了時から指定された期間、
テクニカル ガイダンス フェーズが提供されます。 テクニカル ガイダンスは、主にセルフ ヘルプ ポータルを通じてご利用いただけます。
電話によるサポートは提供されません。 サポート対象の構成上のビジネス クリティカルではない問題については、
オンラインでサポート リクエストを発行し、サポートを受けることができます。
テクニカル ガイダンス フェーズの期間中は、特に指定されているものを除き、新規ハードウェアのサポート、
サーバ / クライアント / ゲスト OS のアップデート、新規のセキュリティ パッチやバグ修正は提供されません。
このフェーズは、システムが適度に安定した負荷の下で運用されている、安定した環境での用途を想定しています。

 

今回はサポート的観点の投稿でした。

 

vm-support -w コマンドで構成情報やログをデータストアに出力する。

ESXiはログバンドルをvm-support コマンドでデータストアに出力することができます。

 

-TeratermなどでESXiにSSH 接続します。

-以下コマンドを実行します。

  vm-support -w /vmfs/volumes/<任意のdatastorename>

-ログバンドルの生成がはじまります。

f:id:japan-vmware:20180830122444p:plain

(text)

[root@aoshima:/vmfs/volumes] vm-support -w /vmfs/volumes/LocalDisk_Raid0
03:06:24: Creating /vmfs/volumes/LocalDisk_Raid0/esx-aoshima.17f.local-2018-08-30--03.06.tgz

*ログバンドルの生成は結構時間がかかります。環境依存ですが長い環境だと20分超えることも

 

完了するとこのような画面がでます。tgz形式でファイルが生成されます。

f:id:japan-vmware:20180830123057p:plain

(text)

Please attach this file when submitting an incident report.
To file a support incident, go to http://www.vmware.com/support/sr/sr_login.jsp
This host has been configured via syslog to send logs to udp://vR-LogInsight:514.
The relevant logs from udp://vR-LogInsight:514 should also be manually added to the incident report.

To see the files collected, check '/vmfs/volumes/LocalDisk_Raid0/esx-aoshima.17f.local-2018-08-30--03.06.tgz'

 

もし、「-w」オプションなしで実行した場合は、tmp配下に生成されます。

f:id:japan-vmware:20180830123225p:plain

(text)

[root@aoshima:/vmfs/volumes] vm-support
03:14:54: Creating /var/tmp/esx-aoshima.17f.local-2018-08-30--03.14.tgz

 

サポート部隊では、取得したtgz ファイルはLinux環境で確認していることが多いです。

 

*私のESXiホストのホスト名は aoshima(青島)です。

同じクラスタ環境には wakusan(ワクさん)がいます。

 

オワリ

vCenter Server のプラグインをMOBからUnregisterする。

こんにちは。

 

vCenter Server にはMOB(Managed Object Browser)という機能があります。

「MOB vCenter」で検索するといっぱい情報が出てくるとおもいますが、

あまり知られていない機能なので、ご紹介したいと思います。

 

MOB はブラウザから操作するものになっています。

アクセス方法は ↓ のURLです。

https://[vCenter IP or FQDN]/mob

*vCenter SSO(Administrator@vSphere.local) でログインします。

 

アクセスしたら "content" のリンクをクリックします。

f:id:japan-vmware:20180820162111p:plain

今回はvCenter Server のプラグイン、すなわちExtensionの操作をしたいので、

"ExtensionManager" のリンクをクリックします。

f:id:japan-vmware:20180820163721p:plain

 

extensionList 行のVALUE列にある more... をクリックします。

表示されるものが増えます。

 

f:id:japan-vmware:20180823153821p:plain

例えば、赤枠のExtension をUnregisterしたい場合、

”” で括られた部分をコピーしたあと、青枠のUnregisterExtension リンクをクリックします。

f:id:japan-vmware:20180823154137p:plain

 

別ウィンドウが表示されます。

UnregisterExtensionでは、指定したExtensionKeyを指定して、Method を実行することで、Unregister 処理を実行することができます。

事前にコピーした内容を VALUE 値に貼り付け、[Invoke Method]リンクをクリック。

f:id:japan-vmware:20180823154414p:plain

 

以上でvCenter からUnregisterされます。

 

しかし、vCenterのプラグインはリリースしている各ベンダーでアンインストール手順が用意されていることが大半ですので、きちんと手順に従うようにしてください。

 

私はExtensionをアンインストールしても何か残骸が残ってしまっている際に、

MOBからExtensionをUnregisterすることがたまにあります。

 

ご紹介は以上です。

 

ESXi で ASR が動作しない

こんにちは。

 

すごく久々の投稿です。こどもが生まれたり、注文住宅を建てたりと、
プライベートがてんやわんやしております、はい。

 

先日同僚から質問を受けたので、メモです。

 

聞かれた内容:
========

ESXiがPSOD(パープルスクリーン)になったのに、ASRで再起動されないのですが。

========

 

HPEさんのProLiant Serverのお話になりますが、DL360 などの機種では、

自動サーバー復旧 (ASR) 機能が搭載されています。

UEFI or BIOS(RBSU)の画面で有効・無効の設定変更が可能です。

ASR は温度異常やハードウェア障害、ハングアップ (フリーズ)、ブルースクリーン、

修正不可能なエラー、またはシステムパニックなどの致命的な OS のエラーが

発生した場合にシステムを自動的に再起動させて復旧を試みる機能です。

 

※自動サーバー復旧:Automatic Server Recovery (ASR) 

ASR は、ヘルス ドライバーが Timer をリセットできなかった場合に

ロックアップと判断して ASR シグナル (NMI Exeption) を発行します。

ヘルスドライバーが動作できない、もしくは命令を実行できない状況は、

ソフトウェアが原因でも起こりえるため、ソフトウェア側の問題が ASR の原因になることもあります。

 

+公開資料から抜粋
https://support.hpe.com/hpsc/doc/public/display?docId=emr_na-c03166025#f5

 

前置きはこれぐらいにして、ESXiがPSOD(パープルスクリーン)になったのに、ASRで再起動されない理由ですが、

ESXiでは ASR を有効化するためのヘルス ドライバーが用意されていないため、

本来ASR が発生するはずのタイミングでも、ASRによるリブートは行われません。

 

 ASR の機能は BIOS(RBSU)の設定項目に存在していますが、

BIOS設定だけではなく、OS 側でヘルスドライバが読み込まれた後に

有効化(正常動作)するようになります。

 

そのため、PSoD 時にもASRは発生しません。

 

 以上になります。

ではまた。

vCenter 6.7のHTML 5 のvSphere Client はログとるメニュー見当たらない

こんにちは。

 

私の手元の環境はvCenter Server 6.7 Build 8170161 ですが、

vCenter 6.7のHTML 5 のvSphere Client はログ(vm-support, vc-support)を取得する

メニュー見当たらなかったです。(あればだれか教えてほしい)

 

現状は、Flash 版のvSphere Web Client から [システムログのエクスポート]ボタンで
ログを収集するしかなさそうです。

(vm-supportであれば、vm-support コマンドや Host Client がありますが)

f:id:japan-vmware:20180502152538p:plain

 

監視タブにはシステムログのようなメニューは無い。

f:id:japan-vmware:20180502153651p:plain

 

右クリックしてもなさげ。

f:id:japan-vmware:20180502154124p:plain

 

めぼしいメニューは無い。

f:id:japan-vmware:20180502154251p:plain

 

ウィリアムさんにきいてみようかな?

 

オワリ

vCenter 6.7 (HTML5)を操作して画面を見てみる

こんにちは。

vCSA6.5から6.7へバージョンアップが失敗してvCSAが動かなくなった者です。(ぉぃ

 

さて、vSphere 6.7 がリリースされましたね。

 

私の環境のESXiたちはまだ、カスタムイメージが出ていないので、

そのままですが、新しくvCenter Server Appliance 6.7をデプロイして使用できる状態にしましたので、ただひたすらにスクリーンショットをぺたぺた貼ろうかと思います。

 

https:/// にアクセスします。

以前まではFlashを使用したVSPHERE WEB CLIENT(FLEX)でしたが、

これからのメインはVSPHERE CLIENT(HTML5)が主流のようです。

 ※名前がややこしいですが、HTML5 はVSPHERE CLIENTという名前になっています。

f:id:japan-vmware:20180420000010p:plain

 

今までどおりのログイン画面。

f:id:japan-vmware:20180420002000p:plain

 

ログインするとまず、初回はライセンス管理画面が表示されました。

6.5まではライセンス管理機能が実装されていなかったので、ついに!と感じました。

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きちんと動いてくれるのか、確認はしていないですが、MyVMwareと連携できそうです。

f:id:japan-vmware:20180420010002p:plain

 

[ホーム]画面。Update Managerのアイコンがなんだか特徴的です。

f:id:japan-vmware:20180420010152p:plain

ホストおよびクラスタの画面は以前と大体同じでした。

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データセンタークリック時

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クラスタの設定画面(vSANの項目があるのが興奮しますね!)

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ホストの設定画面

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HTML 5 は本当に早い。

今までのもっさりとした動きに慣れていると、本当に爽快です。

 

vSANの操作もできるようになっているので、時間の記事にしようとおもいます。

 

 

ただただ画面を貼っただけの記事でした。