こんにちは。
今回は意外に知られていない dcui コマンドについてです。
ESXiの細かな設定変更する際にSSH接続して操作するのはよくあることですが、
SSH接続後には dcui というコマンドが使えるようになっています。
dcuiは Direct Console User Interface の略です。
では、さっそくESXiにTeratermを使って見ていきます。
まずログインです。
SSHログインして早速ですが、dcui コマンドを実行します。(引数無し)
すると、画面を直接見たときの画面と同じ画面が表示されます。
(元々壁紙がミランダ・カーだったのですが、見にくいので一旦 黒の壁紙に変更しました。)
通常通りログインすることができ、操作も可能です。
実は、VMware KB 2096655 でも紹介されていますが、
わざわざ調べる人もいないので、あまり知られていないのではないでしょうか。
SSH セッションからダイレクト コンソール ユーザー インターフェイス (DCUI) へのアクセス (2096655) | VMware KB
一応比較として載せますが、実際のサーバーの画面は、このように見えています。
dcuiコマンド実行後の画面と同じですね。
困った時の1つの手段として、頭の片隅に覚えておくと便利かもしれません。
■補足
dcuiは sbin 配下にあるバイナリファイルで実装されています。
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[root@localhost:/bin] pwd
/sbin
[root@localhost:/bin] ls | grep -i dcui
dcui
dcuiweasel
[root@localhost:/bin] less dcui
"dcui" may be a binary file. See it anyway?
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オワリ