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Windows Server 2022 で WSL(Windows Subsystem for Linux) を使えるようにする

WSL(Windows Subsystem for Linux) を Windows Server 2022 で有効化する手順をご紹介します。

 

WSL ではLinux をエミュレーションしたサブシステムで、Linuxカーネルそのものが動作します。

インストールできるLinuxの種類(ディストリビューション)は、wsl -l -o で確認することができます。

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PS C:\Users\administrator.DELLTECH> wsl -l -o
インストールできる有効なディストリビューションの一覧を次に示します。
既定の分布は ' * ' で表されます。
 'wsl --install -d <Distro>'を使用してインストールします。

  NAME            FRIENDLY NAME
* Ubuntu          Ubuntu
  Debian          Debian GNU/Linux
  kali-linux      Kali Linux Rolling
  openSUSE-42     openSUSE Leap 42
  SLES-12         SUSE Linux Enterprise Server v12
  Ubuntu-16.04    Ubuntu 16.04 LTS
  Ubuntu-18.04    Ubuntu 18.04 LTS
  Ubuntu-20.04    Ubuntu 20.04 LTS

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◆WSLをインストールする

インストールコマンド

  wsl --install -d Ubuntu

このコマンドだけでインストールできます。Ubuntuじゃないディストリビューションの方がいい場合は、ubuntu の部分をDebian とかに変えるだけでインストールできます。

 

大体、私の環境だと30秒くらいでインストール完了しました。その後再起動させます。

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再起動後、ログインすると、自動的にプロンプトが起動してセットアップが続行されます。

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しばらく待ちます。

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別のプロンプトがまた自動的に起動されます。

Linuxで使うユーザーネームを問われるので、任意のものを入力します。

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すると、Ubuntu が起動し、普通にLinuxが使えるようになります。

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試しに apt update を実行して、アップデートをかけてみました。

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すんなり、アップデート完了。

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Windows のスタートボタンをクリックすると、Ubuntu というアイコンが表示され、

次回からこれをクリックすることでLinuxが使えるようになります。

仮想マシンを稼働させるほどのオーバーヘッドがなく、便利ですね。

 

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