Microsoft/VMware 製品はこう使う。

好きなことを好きに描く.

ESXi のインストールメディアからVMware Toolsの ISO ファイルを抜き取る。

既に知られている内容かもしれないことを堂々と書こうかと思う。

 

ESXi上に仮想マシンを作成し、OSをインストールしたあと、
ほとんどの場合、ゲストOSにVMware Tools をインストールすると思います。

 

vSphere Client での操作だと、この部分の操作である。

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[VMware Toolsのインストール/アップグレード] をクリックすると、
ゲストOSにインストールメディアがマウントされます。

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Windows Server 2012 R2のゲストではこのようなアイコンになります。

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ここまではごく当たり前の操作であるが、このVMware Tools メディアは、
ESXiのインストールメディアにも含まれていることはご存知でしょうか。

 

今回は、VMware Tools のISO ファイルをESXiのインストールメディアのどこにあるかをメモするための記事です。

 

私はHewlett-Packard Enterpriseのサーバーをよく使うため、HPEのESXi6.5のインストールメディアをもっているので、それで試します。

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ISOファイルをWindowsでマウントして中身を見る。
最近のWindowsであればISOファイルをダブルクリックで中身が見れます。
メディアの中に「TOOLS.T00」というファイルがあります。

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「TOOLS.T00」を別の場所にコピーします。

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このファイルを「TOOLS.T00」から「TOOLS.tgz」に名前を変えます。

 

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「TOOLS.tgz」になったので、解凍します。

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フォルダが1つ出現します。開きます。

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フォルダが2つ出現します。「vmtools」フォルダを開きます。

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ここまでのディレクトリの場所はここです。
「\TOOLS\6.5.0\vmtools」
1つ挙げると、windows.iso」ファイルこれはWindows用のVMwareToolsのISOメディアです。

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windows.iso」をマウントして、開いてみます。
中身はこのようになっています。

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Setup64.exe が64bitのOS用です。
ダブルクリックするとインストーラーのウィザードが開きます。

 

インストール当時のVMwareTools を保存しておきたい場合などは、
インストールメディアから抜き取っておくといいかもしれません。

 

【補足】

ここまで、長々と書きましたが、VMware社はVMwareToolsの各種バージョンをWeb上に公開しています。こちらを見るとよいかと思います。

https://packages.vmware.com/tools/esx/index.html


一番最新のバージョンからESX3.5まで取り揃えてあります。

入手先に困ったときは見てみるとよいかもしれません。

 

オワリ