VMwareがvSphere Web Client をリリースし、新機能については
vSphere Client では使えなくなり、vSphere Web Client で利用できることを
言い出してからかれこれ xx年 くらい経つ。
私は、今だにVMware製品使っている人で、vSphere Web Client をがっつり
使っている人を見たことがない。vSphere Client でできないことは仕方なしに
vSphere Web Client を利用しているという印象だ。
その理由の1つとして、ESXi単体ではvSphere Web Client が利用できないことが挙げられる。つまり、vCenter Server ありきのvSphere Web Client だったわけだ。
しかし、このたびリリースされたESXi6.0 Update 2からESXi単体でもWeb Clientが使えるようになったので、メモとして残そうと思う。
-------------------------------------------
ESXi6.0 Update 2 のリリースノートにはこのような記載がある。
VMware Host Client: VMware Host Client は HTML5 クライアントであり、単一の ESXi ホストに接続してそのホストを管理するために使用します。管理タスクを実行して、仮想マシン、ネットワークおよびストレージなどのホスト リソースを管理できます。VMware Host Client はまた、vCenter Server および vSphere Web Client が利用できないときに、個別の仮想マシンまたはホストをトラブルシューティングする場合に役立ちます。VMware Host Client の詳細については、『VMware Host Client 1.0 リリース ノート』を参照してください。
-------------------------------------------
VMware Host Client というらしい。
さっそく試してみた。適当なESXi6.0 Update 2 を用意(Nested)
このあたりの情報を参考にする。
なるほど、http://
さっそくGoogle Chromeを使って開いてみる。
なかなか良い見栄え。というよりも、vSphere Web Client や最近ではvRealize Operationsと同じ見栄えの画面になっている。統一感持たせてます。
ESXi単体なので、ESXiのroot ユーザーでログインします。
仮想マシンを作ってみましょう。
すでに「Windows Server 2016」が選べるようになっていますね…
データストアを選択
さくさく作成できます。
VMwareのコンセプト通り、今後はこれがスタンダードになっていくような気がします。使い慣れておいたほうがいいですね。
◆どこで実行されているのか
この機能、実際に何で実装されているのかというと、vib で提供されています。
(vibは、Linux でいうパッケージrpmみたいなもの、ような位置づけ)
ここに書かれていますが、esxui-signed-3623722.vib をESXiにインストールすることで利用できるようになります。つまりESXi5.xなどに入れて使うこともできます。(サポートはされてないですが)
ESXi Embedded Host Client – VMware Labs
試したのが結構前なのでウル覚えですが、SSHでESXiにログインして、
>esxcli software vib install -v <esxui-signed-3623722.vibの場所>
で、インストールできます。
インストール後、ESXiを再起動しないときちんと表示されませんでした。
◆感想
vSphere Web Client と比べて、操作がきびきび動いてストレスが少ないです。
コンソールの表示なども早く、利用していきたいと感じた。