VMware / Microsoft 製品はこう使う。

好きなことを好きに描く.

ESXi にSSH接続してパフォーマンスの情報を定期的に取得してcsv ファイルに出力。

ESXiのパフォーマンスを取得するとき、どうやったらいいの?

という内容です。

 

実際に取得したデータを見たいと思っても、見るデータがなければ始まりません。

きちんとしたデータを取って、現状を把握していきましょう。

本稿では主にコマンドの理解と流れを書きます。


ESXiにTeratermなどでSSH接続します。

f:id:japan-vmware:20170106003401p:plainf:id:japan-vmware:20170106004402p:plain

 

以下のコマンドを実行します。

# esxtop -a -b -d 60 -n 60 > ログ出力先


 ※SSH接続した画面は閉じてはいけない。

■コマンドの意味

ESXi のパフォーマンス情報を60秒毎に取得し、60回取得するという意味です。
全てのパフォーマンスカウンタを取得しています。
つまり1分に1度取得して60回取得するので、1時間分のパフォーマンスデータです。
ログ出力先のところはデータストア名を指定するとよいです。

例1)esxtop -a -b -d 60 -n 60 > /vmfs/volumes/Datastore1/perf.csv

 

仮に2秒おきに120回情報を取得する場合はこのようなコマンド引数です。

例1)esxtop -a -b -d 2 -n 120 > /vmfs/volumes/Datastore1/perf.csv

 

テスト的に10秒間隔で6回取得してみます。

f:id:japan-vmware:20170106010536p:plain

終わるまでコマンド結果が返ってこないような状態になります。

 

CSVファイルが出力されているかをvSphere Web Client から確認してみます。

f:id:japan-vmware:20170106010912p:plain

きちんとファイルが存在しています。

 

ダウンロードします。

f:id:japan-vmware:20170106011103p:plain

 

f:id:japan-vmware:20170106011146p:plain

 

CSVファイルを開きます。

テスト的に10秒間隔で6回取得するコマンドを実行したので、6回分だけ表示されています。

f:id:japan-vmware:20170106011324p:plain

 

ファイル出力させる方法は以上になります。


VMware社の日本語KBだと以下が該当します。’

https://kb.vmware.com/kb/2097572

ですが、不親切ですので本稿を書きました。



本稿の取得方法であれば、すべてのパフォーマンスカウンタを取得し、
ファイル出力するので、情報の漏れがないため、後から追加で収集したりする手間を
省けると思います。



ガッツリパフォーマンスを見たい人はこのあたりを見ることが多いかと思います。

https://kb.vmware.com/kb/2001003

https://kb.vmware.com/kb/1008205

Using VisualEsxtop to troubleshoot performance issues in vSphere - Support Insider - VMware Blogs




以上になります。